アンコール小児病院支援PJT
2015年、弊社はカンボジアで活躍する口腔外科医の岩田雅裕氏のご紹介により、アンコール小児病院の視察をさせて頂きました。
アンコール小児病院は「医療、教育、地域支援」という3つをプロジェクトの柱とし、カンボジアやラオスなどの最貧国に「持続性のある小児医療のモデルケースを構築する」という理念のもと、運営されている医療機関です。
弊社は2016年より、現地法人に対して売上の一部を寄付し、将来のカンボジアを支える子供たちに対してささやかなサポートをさせて頂いております。先進国の寄付に頼らず、カンボジアだけで自立した運営ができる日がくるよう、今後も継続的に支援してまいります。
アンコール小児病院のご紹介
1999年にカンボジアのシェムリアップに「アンコール小児病院」が設立されました。アジア最貧国と呼ばれているカンボジアでは、多くの子供たちは初診1000リエル(約30円)、再診500リエル(約15円)の診療費を払うことができません。世界中の国や企業などの支援により無料で診療を受けられるアンコール小児病院は、同国の小児医療のインフラとして重要な役割を果たしています。
アンコール小児病院はこれまで、のべ120万人以上の子どもたちを治療し、1日約400人もの患者が訪れてきました。乳幼児から15歳までの子どもたちを対象に、24時間態勢の救急病院として、小児内科、外科、歯科、眼科診療を行っており、現在、年間約5億万円の病院運営費のほとんどは、海外からの支援金によってまかなわれて運営されています。
また、アンコール小児病院は診療だけでなく、医療スタッフの育成を行う教育病院でもあります。設立当初より海外から医療・看護の専門家を招き、様々なプログラムを実行しています。カンボジア保健省からの正式な認定を受け、院内スタッフの教育だけでなく、国内外の医療関係者、看護学生、政府機関で医療・保健衛生にたずさわる人などにも研修やトレーニングを行っています。詳しくは、アンコール小児病院のサイトをご覧ください。